全国ツアー中のevanescence(エヴァネッセンス)の東京最終公演を見てきました(2/1のSonic Maniaにも出演しますが、そちらはイベント)。昨年7月に渋谷AXで見て以来だったのですが、まずバンドとして全体的にライブ慣れしていたと思います。前回はエイミー & ザ・バックバンドという感じだったんですが(笑)、今回は客のノリを見ながら演奏したり煽ったり、ステージの見せ方が分かってきたんだな〜と思いました。脱退した上手ギターのベンのかわりに、ドレッドロン毛のお兄ちゃんが髪振り乱して弾いていましたが、彼は一体誰?と思ったら、元ColdにいたTerry Balsamoという人のようです。
エイミーの調子が悪いと聞いていたんですが、最初のうちはそんなことを感じさせず相変わらずのパワフルな歌いっぷり。あの小柄な体のどこにあれだけのパワーがあるんだろう。エイミーがステージ上を移動するたびに客席からあがる女の子の歓声もすごかった。もう既にカリスマ?それに対してエイミーはとまどいつつも「何て言えばいいのか分からないわ。なあに?("I don't know what to say. Yes?")」と嬉しそうに応じていました。アメリカのみならず全世界でも人気者になったのに、会場を見渡して「たくさん入ってるのね。すごい。」と驚いているのが、なんだかまだ初々しくてかわいい。AXでも同じこと言ってたけど(笑)
セットリストとしてはほぼ全てがアルバムからの曲でしたが、「昔の曲("one of our older songs")をやります。」と言って、"Even in Death"という曲を演奏してました。インディーズ時代の曲かな?この辺りになると、エイミーの喉が限界にきているのが分かりました。
「あれ、マイク入ってない?」と思ったら、声が全く出ていなかったり・・・。風邪引いていたみたいです。やっぱり調子が悪いのね。舞台袖に引っ込む場面もあったし。
途中キーボードを出し、エイミーの弾き語りによるアコースティックセッションがありました。「少し変わったことやるけど、いい?」というMCに対する反応があまりにも薄かったので、エイミーが「ここはシャウトするところよ!!」なんて煽ってました。新曲、またはインディーズ時代の曲と思われるのが1曲ありました。曲名は、分からないですが・・・。2,3曲演奏したんですが、声が出ないことに苛立ったエイミーが顔を両手で覆って、う〜〜んっっ、とうなる場面がありました。「気にしないで。ちょっと調子が悪いの・・・("I'm kind of sick")。」と言って軽く咳き込んでましたが、そのまま"Bring Me to Life"のイントロへ。あー、やっぱり声がかすれている。そして弱いぞ、コーラス!!これはギターのジョンですよね。風邪っぴきのエイミーに声量負けてどうする。
というわけで、最後の方は声を一生懸命振り絞ろうとするエイミーの姿がちょっと痛々しかった。ライブは一時間ちょっとで終了。さすがに短いな(笑)。でも周りの人は「楽しかったーー!!」と言っている人が多かったです。

ロッカー情報:
会場外と会場内の両方にあります。
会場内の場合は、上手と下手両方にあります。数も多いので、全部埋まってるなんて事態はないでしょう。料金は500円。
会場外のロッカーは入り口よりずっと左手の方です。フェンスで囲まれたスペース内にあり、そこへの出入り口が狭いので、ライブ後は行列になります。急いで荷物を入れる必要がないならば、会場内で入れるが吉。