2005.01.18 注釈:
表参道に移転したという話を聞いています。私は未確認ですが、これから行かれる場合は確認をお願いします。

昨日、忘年会第一弾として三宿にある野菜料理の店「正 GOKAKU」へ行ってまいりました。当日に予約を入れたのですが、最後のカウンター2席でした。テーブル席合わせても16席なので、予約をした方が無難です。電話をしたときの対応がとても丁寧で、行く前から既に期待度は100%。
私たちが食べたのは、舌代3600円のコース料理です。3つの小鉢、1の皿、2の皿、しまい(ご飯、麺)と4品がサーヴされます。私が選んだのは以下。
小鉢 - 小松菜の煮びたし、汲みゆば、ごぼうの煮物(他に春菊の胡麻和えなども選べます)
1の皿 - 水菜と鰹節、かぼすのサラダ(同行した友人は、焼きねぎとそばつくねの椀の物)
2の皿 - 有機野菜の鶏スープ煮
しまい - 単品料理の中から鯛めしに変更していただきました。(単品3600円から500円引きになります)
デザート - 杏仁豆腐(単品でオーダー)
野菜を口に入れて、もうびっくりしました。小松菜はしゃきしゃきで、ごぼうは芯があって、野菜の価値観が変わります、ほんと。ゆばはわさびをのせたうえにあんがかけてありました。とにかくコースの最初から最後まで感動しっぱなしでした。ご主人は、客の食べ具合を見ながら次の皿の準備に入るのですが、他のレストランと比べると待ち時間は長いです。でも待っただけの甲斐あるものが出てきます。他のお客さんも談笑しながらゆっくりと待っていて、心地よい空間でしたねー。オープンキッチンの厨房がとても静かなこともちょっと驚きました。おかげでカウンター席でも落ち着いて友人と話ができました。
鯛めしは友人とほぼ無言で、がつがつ食べてしまった(笑)。ご主人が丁寧に混ぜたご飯をよそってくれます。「お腹いっぱい」と言いつつ、何故おかわりまでしてるんだ。その後の杏仁豆腐を食べ終わるのも早かったです。胃袋の許容範囲より、食欲が勝りました。どの料理も割りとシンプルで、素材をそのまま生かしたメニューが多いんですが、美味しいものを食べるのに小細工は必要ないのね・・・とつくづく思いました。旬の野菜を使ったメニューなので、季節の変わり目に行くと色々な料理が食べられると思います。予算はちょっと高めですが、ここのお店なら出します。素晴らしかったです。