不況でも

友人が働くパン屋を久しぶりに訪ねました。世田谷の住宅街の中にある小さな個人経営のパン屋さん。開店してまだ2年弱だけど、売れ行きはとてもいいらしい。私が訪れたときも7割方は既に売り切れた後。夏という季節はパンが売れないらしいけれど、なかなか健闘してるみたい。新作のパンも出ていたし、子供の好きそうな素朴なメレンゲのクッキーなんかも売っている。後はなにより、お店の雰囲気がいい。前面ガラス張りで、お店の看板や内装はほとんど全てが手作り。友人手書きの値札もかわいらしくて、お店に対する愛情とこだわりがあふれている。自分でパンを取るのではなくて、客がガラスケース越しに注文して、お店の人が取っていくという対面販売方式も、このお店のいい要素なんだと思う。幾ら世の中が不況とは言え、流行るお店と廃れるお店にはそれぞれ理由があるんですね。こういう素敵なお店こそ、もっと増えて欲しいです。