Marilyn Manson2日目に行ってまいりました。この日のゲストはBuck-Tick。彼らが出るせいか、前日よりもゴスっぽい感じの客が多かったです。ラッキーなことにスタンディング最前列をゲットできたので、最後まで頑張ってきました。
覚悟していたとは言え、客電が落ちBuck-Tickが登場したときの押しはやはり凄かった。後ろからの押しよりも、左右の揺れの方が辛かったです。ライブ前にまとめた髪も、この時点ですでに崩れが(笑)。それでも1曲目の「ナカユビ」で、笑顔でステージに向かって中指を突き立てている辺り、余裕というよりは意地でした。最前列の客が一気に中指立ててたので、警備の米軍さんはちょっと目を丸くしていましたが。曲が進むにつれて押しも収まってきて、途中からはステージを堪能できて良かったです。でも目の前にどーんとそびえる警備員によって、視界がさえぎられることもしばしば。倒れそうな人を救出しなくちゃいけないから、しょうがないんだろうけどね。最後は「Mona Lisa」でした。「ありがとう。」と言って去る櫻井氏に続いて、メンバーもステージを去っていくなか、後ろの方から大きな歓声が沸き起こっていたのが聞こえました。思った以上にBuck-Tickのステージは盛り上がったと言っていいんじゃないでしょうか。
次のMarilyn Mansonが出てくるまでの間、その場を去るわけにもいかず、ぼーっと待っていたんですが、その間に警備員の数が2倍以上に増えていました。なにやら真剣にミーティングしてました。あなた達、Buck-Tickが始まる前にはぺちゃくちゃとお喋りをしていたくせに…(苦笑)。それだけ激しい闘いがこれから始まるっていうことなのね…。
約40分後にSEが聴こえ始め、スモークがたかれる中、メンバーが登場。Vo.のMarilyn Mansonが登場するのは最後なんですが、ステージ袖を見ると楽屋口に続く幕の向こうから顔をにゅっと突き出して、スタッフに何やら言う白塗りの人が。ご本人です。丸見えです。何を言っていたんだろう。それにしても後ろから押される度に、最前列の金網の柵が「ベコッ」とか「ボコッ」とかいいながら、歪むのが気になるんですけどー。うひょー。
セットリストは前日とまったく同じだったんですが、前日は見えなかったステージ上でのパフォーマンスを目の前で見ることが出来て面白かったです。2曲目の「Disposable Teen」で早くもドラムセットの上に立ち上がって、ドラムに足をかけて力をこめて叩いていたGinger、とてもかっこ良かったです。やっぱり一番目がいくのはMarilyn Mansonだったけど、「mOBSCENE」や「dope show」では、ストリッパーのようなダンサーのお姉さんの方にすっかり目が釘付け。大活躍でしたねー、彼女たち。「Sweet Dreams」の前だったか、Marilyn MansonがモエのシャンペンをぶちまけながらGingerを指差し"It's your birthday!"って言ってた…気がする。そこで「ハッピーバースデー」を歌うなんてベタなことされたらどうしようとかちょっと心配したんですが、そういうこともなく、ダンサーの体にシャンペンをどぼどぼかけてました。
Mansonご本人は、至極上機嫌だったよう。客からの歓声を求める場面で、「ここは礼儀他正しい日本人らしく、『拍手』でいこうか。」なんて言いながら、自分でもパチパチと手を叩いていたのは面白かった。勿論「中指立てろー。」とか「Are you ready for the new shit?」とかマンソン節も健在でしたが。マイクの調子があまり良くなかったらしく、自分の胸にマイクをゴツゴツとぶつけて、音が出ていないと分かると、マイクをゴーンとステージ下に投げ捨て、「こんなんじゃ、やってられないよ。」とばかりに肩をすくめるシーンが何回かありました。その度に新しいマイクを渡し、落ちたマイクを拾いに走るスタッフは大変だ(笑)。そういえば脇が見事につるーん、でした。処理したのね。(笑)